美少女官能小説■site:TAMARL

俺とあたしと。

「ぺろっ」
「……」
「もぐっ」
「……」
「んん」
「……」
「んん、んっ」
「……」
「んぐっ、んん」
「えーと、キミキミ」
「ぷはー。なによ」
「キミはいったい、何をやっとるのかね」
「練習よ、れんしゅー」
「練習って……まさか」
「ぴんぽーん。あなたをもっと満足させよーと思って、練習してるわけ」
「おまえなー、フルーツパーラーでバナナ相手に変なことすなっ」
「ふふふ。あたしの必殺でぃーぷすろーとは、たゆまぬ練習の成果ってわけなのだ」
「何が、わけなのだ、だ。みっともないからやめれ」
「なによー、あたしのケナゲな努力を」
「あのねー」
「じゃ、れんしゅーおーわりっ。さっ行きましょうか」
「どこに?」
「今度はあなたが練習する番でしょ」
「は? 俺が?」
「そそ。練習場に行くのよ」
「なんだそりゃ? どこだよ練習場って」
「あなたの練習場といえば、最上階にある和食ディナーに決まってるでしょ」
「んーと。キミは何を言っとるのかね?」
「姿蒸しが、もーサイコーなんですって。陸奥産のヤツ」
「ヤツってなんだよ。だいたい和食ディナーが練習ってのと、どーゆー関係が」
「もーえっちね。あたしに言わせる気?」
「なんだよ、えっちって」
「だからーあなたがれんしゅーと言えば」
「言えば?」
「アワビよ、ア・ワ・ビ」
「……やられた。そーゆー作戦か」
「くふふふ、なにぶつぶつ言ってんの。さー練習場までダッシュで行くぞー」
「……」
「返事はどーしたー」
「……おー」

……などと妄想する夏の午後の喫茶店だった。
ちと今回は下品だったかなとも思いつつ、そーいえば鮑なんて食ったことねーや。


Aug. 07 2003

(* Jun 17 2006 題名を「モーソー5」から改題)